くまのレストラン ~前編~

前編と書いたけど別に前編・後編で分けられているわけではないです。

たまたまTwitterのトレンド?モーメント?

分かんないけどそんな感じのところで見た画像が始まり。

見た画像はちょっと怖い系で悩んだけど、レビューなどを見た感じだと

「感動系」「泣ける」「無料だしやるべき」「猫に魚やる」←?

だったので、無料なのもありやってみることに。

 

死んだ人に最後の晩餐を作るゲーム。

程度の知識で始めたので、くまが主人公だと思ってました。

主人公は猫。記憶をなくして、行き場がなくなった猫。

くまはレストランのオーナーで、みんなが最期に求めてる食事を作ってます。

猫はお手伝いでみんなの注文を聞いて回る役目。

でも注文内容が分からないときは記憶にダイブして、

その人の生前の記憶を探り求めてる食事内容を見つけてきます。

そんな役目。

 

ちょっとネタバレになるので折返しで。

 

 

 

 

最初のうちは来た客に注文を聞いてくまに伝えて、

くまが作った食事を客に出して消えるのを見守るだけ。

消えた住人たちは天国行きの電車のホームに行ってます。

だんだんくまにわからない注文がきたり聞き出せなかったりすると、

記憶にダイブして見つけてこいとの指示が来ます。

ダイブも特に難しいことはなく、ただストーリーを見るだけ。

基本的にゲーム要素はあまりなく、サウンドノベルみたいな感じ。

 

ある日、くまが体調不良なので、猫に注文を受けて欲しいと言われます。

難しいのはスルーして、簡単なのだけでいいから、と。

指示もらいつつ何人かこなしていくついでに、寝込んでるくまの記憶にダイブ。

くまは実はくまのようなオッサンで、部屋にあった写真の女の子は娘さん。

学校でいじめられて自殺してしまった。

くまはこっちの世界に来て、死んだ人々に飯を作っていれば、

死んだ娘もそのうち来て、会えるのではないかと続けているとのこと。

やたらオッサンくさい言葉遣いはそのせいだったんですね。

(始める前は正直、もっと可愛い系のくまだと思ってました)

 

そしてまたある日、やべーやつが来ます。

真っ黒で「絶望をよこせ」とかいうやつ。

そんなもんないのでダイブすると、くまの娘の記憶。

屋上でお弁当を食べてたらいじめっこたちがからかいにきて、

屋上の鍵をしめてしまいました。

娘はどうしようかと悩んだ結果、屋上の柵をよじ登り、

パイプを伝って降りれば…と考えたものの、

やっぱり怖い…と思ったときに手を離し落ちてしまって死亡…。

正確には自殺ではなかったようです。

 

で、その真っ黒なやつが絶望をもっと持ってこいと要求していると、

くまが起き上がってきてそいつの正体が悪魔だということがわかりました。

天使警察を呼ぶぞと脅すと大人しく帰っていきました。

 

しかしその後、悪魔が天国行きのホームで、

最後の晩餐を食べさせた人たちを全員食らい付くしてしまいました。

慌てて2人が駆けつけるとさっきの悪魔。

くまの絶望は美味そうだと、くまを責め立てます。

娘の話も聞いてやらず、最期の時も一緒にいてやらず…。

くまが絶望に飲まれたところで食われてしまいました。

 

しかし猫。

猫は記憶がないので絶望すら持ち合わせていません。

まぁ…とりあえず食われたもののまずいらしい。

 

飲み込まれた先に扉。

飲まれた人々の記憶のカケラが鍵。

全員分の記憶を取り戻して、扉を開くとくまの影。

最後にくまの記憶を取り戻し、娘との思い出の数々を振り返り…。

全員の力をくまに与え、「絶望」を注文した悪魔に「希望」を与えて、

悪魔討伐完了!

(この展開ちょっと安っぽいなって思いました)

 

取り戻した天国行きの人々を列車に乗せて、見送り。

くまと猫はやり残したことがあるからと「これからもよろしくね」

そしてエンドロール。

 

最後にくまの記憶を取り戻したときに見た、娘のお絵描き。

茶色のものと灰色のものが描かれていて、

茶色い方は

パパ「これはくま?」

娘「ぶー。これはパパさん!」

パパ「えぇー…おれこんなかなぁ?」

ってやりとりがあるんですが、もう片方の灰色の方。

これは娘に「ひみつ!」と言われてました。

最後にこのお絵描きがヒラヒラと落ちてきて、

それに描かれているのが茶色いくまさんと灰色の猫さん。

…ずっと操作していたお手伝いの猫は娘でした。

 

で、終わり!!

 

 

 

 

なんですが。

アオイトリにもうちょっとだけ続くんじゃと言われます。

変なうにょんうにょんしたやつが店にいて、

猫が話しかけるとアレコレやり取りした後に猫連れていかれます。

たぶん悪魔の一種っぽい?んだけど、

ちょっと猫寄りというか、「きちゃだめ」みたいなこと言ってます。

悪魔のなり損ないみたいな?

(ちょっとこの辺、夜中ぶっ通しでやってたので記憶曖昧)

猫が連れて行かれ、くまが猫を取り戻す旅になるのかくま操作に。

初めての地獄行きホーム。

まぁ地獄行きだろうなって面々が立ち並んでます。

ここから先は課金or無課金で広告地獄。

300円ちょっとでストレスなく遊ぶか、

無課金で時間と労力をかけて広告を見続けるかの2択。

これがレビューにあった「猫に魚やる」ってやつで、

猫に魚を9999匹あげるとコンテンツ解放されます。

魚がちらほら落ちてくるんですが、広告を見るとブーストがかかり、

一度に100匹未満くらいの数が稼げます。

たぶん60~70匹くらい?計算してないけど…。

その広告もアタリハズレあって、長いのは30秒見なきゃならないけど、

短いのは5秒で終わるという…。

ということでなんやかんやで見続けてます。

もうすぐ解放されるはず!

 

 

今はここまで。

 

死因はもちろんそれぞれなんですが、

ジャンクばかりで心臓がやられたっぽいオタクとか、

ストーカーに刺し殺されたJKとか。

でも地獄ホームにいる看護師の記憶にダイブすると、

何十年かに渡って患者を殺してきた、みたいな話が聞けるんですが、

これがどうも善意というか、もう助からない患者を楽にしてあげたみたいな、

そんな感じのニュアンスだったのでなんとも言えない気持ちになりました。

(あとのやつはだいたい普通に悪いやつです)

 

感動系で泣いた!って意見けっこうあったけど特に泣くほど感情移入もせず、

それぞれの話が短めで、まぁくまと猫の関係もよくある感じなのかなーと。

でもグラが綺麗なのと夜寝るときにちょこっとやる分には楽しいです。

ゲームというより小説感。

移動や会話などの操作性がちょっと悪いかな。

広告は多いって意見多いものの、無料ならこんなもんじゃないかな?

記憶ダイブするごとに広告見せられます。記憶ダイブ自体は数秒で終わる。

ゲーム作るのは大変だからね…広告収入くらいはね。

ただこの手のものをやるたびに考えるけど、

作り手の苦労とプレイヤーの感情移入って比例しないので、

クリエイターがどんなに苦労して作っても、

プレイヤーが「これに100円出すのすら惜しい」って思うレベルの作品だと、

なかなか課金購入制度って敷居高いよなーって思います。

広告収入はそこがいいですよね。

100円出したくなければせめて広告見てくれ、ってシステムなら、

「まぁ無料だししゃーないか」って気持ちになる。

(それでも文句言ってる人多いけどね)

広告除去&追加シナリオ購入でも700円くらいだったはずなので、

このゲームにその価値があると思うかどうかは人によるものの、

そんなに高いわけでもないと思うので買うのもありだと思います。

正直ゲーム時間自体は短いです。何分やったか覚えてないけど…。

のめり込むほどではないし感動もしなかったけど、

ちょっとしたお話を読むのにはちょうどよかったです。

 

 

そのうち追加シナリオやります!