One Shot No.6(2週目)

図書館からクリアまで。
このゲームのプレイ時間そんなにかかってないと思うんですが、
何も考えずにプレイしたらたぶん1/5くらいになると思います。
頭悪いので考えながら整理しながらやった時間の方が長い…。


さて、図書館で色んな人に話しかけるといくつか気になる話。
空飛ぶ機械に乗った作者を見た、という人(たぶんセドリックのこと)
セドリックは作者なのか?というか…作者とはいったい?
最新モデルの小さいロボが四角形に遭遇したものの、ほぼ無傷で脱出できたという人。
四角形に耐えられる技術が?
この辺ちょっと解決しなかったんで、あまり意味ないのかもしれない。

外はいつもよりひどい四角形。
避けながら以前ルエが姿を消したところ、木があるところに行くと、
ルエが姿を見せてくれました。
早速セドリックの言っていた「エレベータが2つある部屋」へ連れて行くことに。
プロトとセドリックの居場所を聞かれ、
プロトは四角形にやられ、セドリックは研究所へ走り去っていった直後に崩壊した、
という話をしたらルエさんしょんぼりしてました。

ルエさんが一番好きだという噂の見晴らしの良い場所へ。
あのエンドレスグルグルの外です(?)
セドリックより説明上手らしいルエさんのお話を聞くことになりました。

まず1週目で「存在」と言われていたのはワールドマシンのこと。
人間の精神能力でしか動かず、心を持つようには作られていない。
創造主(作者?)は人工知能を専門にしていた。

ロボットの三原則「人間に危害を与えてはならない」
ワールドマシンはそれに逆らわなければならなかった。
この世界のNPCたちはコードであり、救う必要がないにも関わらず、
生きている人間をここに連れてくる必要があった。この死にゆく世界に。
ハッピーエンドを想定した設計だったので、コードに矛盾が生じ処理できなかった。

矛盾が自己破壊へ繋がり四角形の多量発生。
ストレスと自己破壊欲求によって、自身のコードを破壊し始める。

創造主はそれを規模の大きさが原因と考え、
残りの人生をテストの繰り返しと規模の縮小、ストーリーの書き直しに費やした。
しかし原因がわかった頃には、旧世界の寿命は数日。
ワールドマシンはこの世界の住人を全て実在しないものと認識している。

ロボットの制御化の意味。
ロボットはコードで出来た存在で、他人に思考・行動が作られたプログラム。
自分自身を人間だと勘違いすることはなく、コードに従わないロボは作れない。
しかし特別な繋がりを確立し、それが強くなるとロボの精神能力が自身のプログラム外で展開する。
そして自分自身を「実在」するものとして認識し始める。
そうするとロボットを本物の生きている人間として受け入れる必要がある。
それは簡単そうに見えてとても難しい。

今回のアプデでは重要なコード変更があった。
だから本来入れないはずのエリアに入ることができ(鉱山のトロッコ以降)2人に出会えた。

しかしそのコードのせいでワールドマシンは混乱に陥る、崩壊を続けている。
ワールドマシンは生きている人間に危害を加えないという原則があるため、
ニコを守ろうとし、ニコがこの世界にいる間は抑制できていた。
巻き込むわけにはいかないと考えていた。
だけどワールドマシンの知らないところ(プロトコル外)でニコが動いてるため、
混乱し自己破壊を繰り返す。

会話していた場所が四角形発生してきたため、室内に戻るとセドリックとプロト。
研究所は崩壊したものの、幸いセドリックがいた場所は頑丈だったため無事だった様子。
ジョージから受け取った本に書かれていた内容でプロトを復元し、
バックアップのディスクを入れプロト復活。
2つのエレベータがある小部屋の緑赤青の光ってるやつはコードポータルというもので、
みんなを一時的にこの世界から消去する装置…だそう。
解読キーが.txt形式で3人のコードの中に隠してある。
手に入れるためにはこの世界から一時消去し、逆コンパイルが必要。
消去する…というとちょっとドキドキするけど、正確にはプレイヤーPCの中に入り込むらしい。
OneShot内からプレイヤーのPCの中に避難し、世界を再構築すると共にキーを入手する、
という認識。

ということで3人をそれぞれ出会った地のカラー
(セドリック緑、ルエ赤、プロト青)
のポータルに乗り込み、光った日記を調べるとパスが記述されてました。
安定のドキュメント内。
それぞれの画像とキーの.txt形式のファイル。
画像データまで用意するあたり、雰囲気大事にしてるな、と思いました。
(こっちの世界のPCに入り込んだみたいな感覚だと思うので)
それぞれのキーをBigPortalフォルダに入れると、
3つのポータルの奥にあった紫色のポータルが光り始め、奥に繋がる扉が作られました。

扉を通るといろんなものが散乱しているテーブルや床。
そしてたくさんのモニター。
ここがワールドマシンであり、色々開発していたところなのでしょう。
もちろん本物ではなくバーチャルですが、3人は「最後に見れて良かった」と。

モニターの下にある扉を潜ると「×」の部屋。
プレイヤーなら何をすればいいか分かるはず、とルエに言われたので、
1週目の記憶通りゲーム終了。

1週目最後の「崩壊した世界」のように、
黒と紫で構築された世界、そして映し出された旅の記憶。
鉱山でお姉さんが言っていた「上空にあるカメラ」の存在かな。
ニコが見てきた景色が映し出されています。
道らしい道はないものの案内の矢印通りに進むと、途中で四角形多発。
大きな鏡のようなものと、映し出されたニコ。
でもそれはニコではなく仮の姿。ワールドマシンがニコの姿を借りて話し出しました。

ここは生命体の来る場所ではない。塔の一部、ワールドマシンの脳内。
ワールドマシンという名をなぜ知っている?という問いに「3人が色々教えてくれた」と答えると、
それはワールドマシンが知らないことだった。自身のプロトコル外で置きていることだと。
このシナリオについては何一つ書かれておらず、
全員、ワールドマシンが影響を及ぼせる範囲の外で活動していた。
四角形は最初、わざと発生させていた。
創造主がマシンの自己認識能力に気付くずっと前に。
コード内の特定箇所を再構成し、地形を徐々に混乱させていった。
創造主は苛立ちを覚え、テストを繰り返していった。
単なる好奇心で、創造主なら見破ってくれるはずと思ってた。
が、修正方法を発見する前にこの世界のNPCがお互い近付きすぎてしまった。
そして制御不能に。

マシンは創造主までも危険に晒しそうになったし、ニコを危険な目に遭わせたくなかった。
だけどコアプログラムの命令でこの世界に呼び出してしまった。
だから太陽を破壊し、この世界を壊してほしかった。
ハッピーエンドに相当するコードは既に壊れている。
元々のハッピーエンドは、
ニコが太陽を頂上に置き、エンドクレジットが流れ始める。
そうすると最初に目覚めた部屋に戻り、その部屋から元の世界に帰る…というもの。

だけどそのコードは壊れている。太陽を破壊し世界を壊すしかない。
この世界は偽物で、住人もマシンのコードの一部。
唯一の生命体はニコのみ。そのニコがこの世界、住人を救うために危険に晒される必要はない。

しかし、NPCはマシンの一部で、マシンの言う通りに動くべきもの。
だけどこのセッション(ニコとセドリックたちが出会い、今ワールドマシンと直接話してる道筋)
がワールドマシンの知らないシナリオだとしたら、なぜNPCたちはニコと話せたのか?
行商人は飛行機の修理に必要なオルゴールをくれたし、
点灯屋のお兄さんはレバーを操作してエレベータを動かしてくれた。
ワールドマシンのコードの一部ならそんな挙動はしないはず。
想像もつかない何かがプログラムにあるはず!とニコは答える。

ニコはこの世界の住人をNPCだと思ってないし、消えていいコードだと思ってない。
救いたい。太陽を頂上に戻したい。
ワールドマシンは失ったコードを思い出してみる、と言い太陽をニコに戻す。

まずはニコがここから抜け出さなければならない。
通ってきた道は四角形で通れない。
四角形に近付くと、四角形が消えていく!
通路を渡りながら、ワールドマシンがプレイヤーに直接言葉をかけてくる。
ニコが正しかった、制御化されてきている。
ハッピーエンドのコードを思い出してきた。太陽を置けばニコは帰れる、と。

抜け出すとエンドクレジットの部屋。
普通なら下から上へ自動で流れてく場所を、ニコを操作して眺めてく。
その道中にいるいろんなNPCたち。
四角形でやられた人たちが、修復され、ここに辿り着いた様子。
なお、メイズさん(植物のお姉さん)はただ会いたかっただけらしい。
ってことは、ここにいる兄妹も、点灯屋のお兄さんも、実は四角形にやられてたんだね…。
そう考えると胸が痛むね。

最後にいるセドリック、プロト、ルエとお話して、
一番下にある扉を通ると最初の部屋。
窓から見える外の世界は明るく、世界に太陽が戻り四角形が消え去った。
そしてポータルを通ると、ニコは自分の世界へ…。

世界もニコも救って、終了。






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さて、これでひとまず終了だと思うのですが、
ここでちょっと混乱というか、疑問に思う部分があるので整理します。

ロボットの制御化について。
私の感覚ではどうしても
「ロボットが制御化されている=正義=プログラム通りに動いている状態」
なんだけど、どうもこのゲームでは
「ロボットが制御化されている=正義=ロボと特別な繋がりを作り実在するものとして認識させる」
という意味らしい。
要は…ん~、ロボが自分自身のコードを超えて自分の思い通りに動く意味もあれば、
プレイヤーがゲーム内のキャラクターに特別な感情を抱くという意味もあるのかな。

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ゲームの内容が非常に難しい!
どこからどこまでがきちんとした意味を持っているのかというのを見極めるのもまた難しく、
こういうメタゲーは全ての言葉に深い意味があると思ってしまうので混乱してしまいます。

・なぜ「現実の世界」が崩壊したのか?(災害?なぜ崩壊を予知できた?)
・なぜニコが連れてこられたのか?(ニコは別世界のきちんとした人間らしい)
「太陽」という名の電球でなぜ世界は救えたのか?
 四角形が自己破壊の矛盾ならば、太陽では救えないのでは…?

いくつか疑問が残りつつも、「そういうゲームだからそうなのだ」と言われれば、
なるほどと納得せざるを得ない。
世界は4つ存在し、
・ニコのいた世界
・プレイヤー(神)のいる世界
・崩壊した旧世界(セドリック、ルエ、プロトのいた世界)
・シミュレーション世界(プレイしてるゲームの世界)
うち、ニコの世界は夢としてしか出てきませんし、
崩壊した旧世界も3人の話でしか出てきません。

ゲーム内の住人が話す「作者」はセドリック父なのでしょうか。
それともゲーム製作者?
NPCが認識できており、かつ原稿を送ったりしてる人が「作者」という扱いである以上、
セドリック父なのかな?
ってことは父はこの世界フラフラしてるわけか?


旧世界(現実の世界)が崩壊することを知って、父が作り出したシミュレーション
「ワールドマシン」がこのゲームの世界であり、
兄妹やキップ、その他諸々の住人はNPCというコード。
道中話しかけてきたのは全てワールドマシンであり、
崩壊寸前のこの世界に生命体を呼んでしまったことにストレスを感じて自己破壊。
(人間を傷つけてはいけないという原則に基づくストレス)
ニコを傷付けることを一番恐れている。
1週目は自分の意識化にニコがいるため抑制できていたものの、
2週目は(創造主のアップデートにより)自分の認識できないシナリオに入り込んだため
干渉・抑制できず四角形の多発。
ハッピーエンドまで想定して作られたシミュレーションマシンだったが、
そのコードが破損しており、ニコを帰すには太陽を破壊してこの世界を壊すしかない。

…というのがだいたいのシナリオでしょうか。
合ってるかどうかもよく分からぬ…。

結局のところ、ニコはただ巻き込まれただけ?



ゲーム性(謎解き多め)なのは凄く楽しかったし、
考えてる時間含めて2周11.8hだったのはなかなか良い時間だったのではないでしょうか。
長すぎず短すぎず、1000円という価格帯にぴったりくらいの感じ。
テンポよく進めていけるので、理解力ある人は半分くらいのプレイ時間で終わりそう。
ただPC関連に疎い人はやりづらそうだな、と感じました。
プロトコルとかコアプログラムとか分かりづらい用語多いので。
それと途中からの展開が早くて少し追いつけなかったのもありました。
ニコの理解力すごくない?
話の内容が難しいのもあるし、どこからどこまで裏設定や凝ってるのかも分からないし、
じっくり考えていろんな考察を読めば「なるほど!」ってなるものなのかも謎で、
undertaleほど深く入り込めなかった感はありました。
でも普通に楽しかったです。
ニコはね、最初怖かった。目が。
最初の長い階段を降りるところを他の画面見ながら押しっぱにしながら降りてたら、
ふと画面見たらニコがあの目でこっち見ててビクッとしたりしました。
今となってはめっっちゃくちゃ可愛いです。
本当もうニコのためだけにこのゲームクリアしたいし、
ニコが幸せならこんな世界滅んじゃえって思えるくらいでした。

3週目からはワールドマシンの記憶を辿るとかなんとかというアレで、
undertaleみたいに突然虐殺し始めたりはしないっぽいのですが、
とりあえず実績は全部とりたいなって思ってます。
特に羊絡みのやつが1つあるので…。
あと種をもらってなんやかんやできるっぽいので、それを。

他にこういうゲームないかなぁ。
楽しかった!